多くの聴衆に支持される『表現者』としての
クラシック(普遍)音楽アーティストを発掘し支援します!

IBLA GRAND AWARD JAPAN

熊本マリ
- ピアニスト-

 熊本マリ Profile

東京に生まれる。5歳からピアノに親しみ、10歳で家族と共にスペインへ移り住む。

1975年よりスペイン王立マドリード音楽院でホアキン・ソリアノ氏に師事。スペイン青少年音楽コンクール優勝。1982年に奨学金を受けてジュリアード音楽院に入学し、サーシャ・ゴロニツキー氏に師事。1985年から英国王立音楽院にてC・エルトン氏に師事。また、プライベートではアンジー・エステルハージー氏に師事。英国ニューポート国際音楽コンクールに入賞。故ダイアナ妃より授与される。1986年、同音楽院卒業後、最年少でRecital-Diplomaを授与され、帰国。

1991年、スペインの作曲家フェデリコ・モンポウ(1893〜1987)のピアノ曲全集の録音を完成(世界初)。1993年、モンポウの伝記「ひそやかな音楽」を翻訳。同年、英国王立音楽院よりめざましい演奏活動に功績のあった卒業生にのみ与えられる資格ARAMを贈られる。

1994年、プラハでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団とジルベスターコンサートで共演。1996年、スペインでのジャパン・ウィークでリサイタルを開く。1998年、プラハでリサイタルを開催、及びヨセフ・スーク&スーク室内オーケストラと共演。1995年〜2006年には毎年秋にローム・リリック・セレクションとして全国ツアーを重ね、好評を博した。2000年にはNHK教育テレビ「芸術劇場」の「BSクラシック ピックアップ」の司会を務めた。

2006年、ウィーン・フィルのメンバーと共演。2009年、“クラシック音楽をもっと身近に楽しんでもらう”というコンセプトに賛同し、「100万人のクラシック」コンサート・シリーズに参加。東京都内近郊18箇所、続いて長野県内6箇所にて「Shall We Dance?」ツアーを開催。2011年には、同コンセプトの「いこか!クラシック」シリーズ関西地方全16公演に出演し、各地で好評を博した。2010年1月には、エジプトにてカイロ・オペラ・オーケストラと共演、アレクサンドリア(エジプト)、アンマン(ヨルダン)ではリサイタルを開催。軽快なトークをまじえた独自のコンサートは特に人気が高く、その活躍は日本国内にとどまらない。

2012年には、ベネズエラ、カラカスで、ベネズエラ交響楽団と共演する。
エッセイ集はショパンより「薔薇よ、語って」「音よ、輝け」「ラ・ピアニスタ〜太陽の門から」、講談社からは「人生を幸福にしてくれるピアノの話」が発売されている。CDはキングレコードより多数リリース、2006年、モンポウの作品集「静かな音楽」、2009年にはダンスをテーマにした「Shall We Dance?」、2011年にはショパン・イヤーからリスト・イヤーへの懸け橋として“愛のメッセージ”をテーマにした「鳥の歌」を発売。2012年2月には、日本各地の民謡をピアノで奏でる「日本の心、日本のメロディー〜奥村一作品集」を日本コロムビア(DENON)よりリリース。2008年4月より大阪芸術大学(演奏学科)教授に就任。2013年9月には、アルゼンチン ブエノスアイレスでリサイタルを行う。また、エステバンモルガドカルテットと共演を果たす。近年は、世界的国際ピアノコンクールの審査員なども務める。テレビ・ラジオへの出演、執筆活動など多才な活動で幅広いファンを獲得している。

2016年はデビュー30周年を迎える。神奈川県のマグカル大使に任命される。

2017年7月キングレコードから、サティとギロックのCDがリリースされる。

大阪芸術大学教授。

西川潤子
- ピアニスト -

 西川潤子 Profile


西東京市出身。マニラで行われた日比合同演奏会に日本代表として出演(8歳)。「明日をきく音楽会」でモーツァルトのピアノ協奏曲を日本新交響楽団と共演(11歳)。桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業後、桐朋学園大学音楽学部卒業。1998年ピティナ・ピアノコンペティション特級金賞受賞など、国内外の多数のコンクールで優勝。モスクワのチャイコフスキー記念モスクワ音楽院大ホールにて、ヴァクタン・ジョルダニア指揮ロシア・フェデラルオーケストラとラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番を共演。併せてCD録音を行い2003年アメリカで発売。

2000年・「第9回イブラ国際ピアノコンクール」グランプリ
   (ピアノソロ、ピアノコンチェルト両部門で優勝)
   及びシューベルト賞受賞、併せてヴァクタン・ジョルダニア賞受賞
2001年・ニューヨーク・リンカーンセンター(アリスタリーホール)、
   ニューヨーク大学等で演奏
  ・東京オペラシティ・コンサートホールでの
   イブラ・グランドプライズ記念コンサートに出演
   デヴィ スカルノ夫人主催によるパーティに出演・演奏
  ・香港・シティホールの音楽祭に日本代表として出演、
   ショパン:ピアノ協奏曲第1番を演奏、ソロリサイタル公演も行う
    香港ペニンシュラホテルでコンサートを行う
   ・ウルグアイ大統領夫人のご招待により同国でコンサートツアー開催
  ・南米の主要テレビ、ラジオ等に出演
  ・イタリア各地でオーケストラとの共演・ツアー、ソロコンサートツアー開催
   シチリア島でコンサートツアー開催

2002年、国内外での演奏活動が認められ、英国のインターナショナル・バイオグラフィカル・センター発行「20世紀の2000人の優れた音楽家達」に掲載される。国内のみならずオーストリア(ザルツブルグ)・ウルグアイ・フィリピン・イタリア・アメリカ・香港・シンガポール・ルーマニアなど世界各国でソロ・室内楽・オーケストラとの共演で活躍し高い評価を得ている。2006年度エフエム西東京「西川潤子のようこそクラシック!」パーソナリティ。これまでに多喜靖美、安川加壽子、森安芳樹、楊麗貞、マルチェッロ・アバド、ミシェル・ベロフ、ウラディーミル・クライネフの各氏に師事。
2005年からピティナ主催「学校クラスコンサート」を行い、好評を得ている。

秦はるひ
- ピアニスト -

 秦はるひ Profile

東京芸術大学付属音楽高等学校を経て、同大学、同大学院を修了。在学中より邦人作品初演を盛んに行う。1978年、フランス パリ郊外のサン・ジェルマン・アン・レイ市におけるドビュッシー国際コンクール第一位を受賞後、ソロを中心にオーケストラとの共演、室内楽の演奏会も多く、バッハから現代作品まで幅広いレパートリーを持っている。一方、鮫島有美子、チェロの藤原真理などのCD製作に共演、演奏会では共演者としても深い信頼を得ている。教育活動も大学院卒業と同時に東京藝術大学講師となり、2013年3月まで勤め、現在も後進の指導にあたっている。門下からは国際コンクール入賞者を多数輩出している。近年では海外での活動も増え、パリ、トリノ、ソウルなどでリサイタルのほか、2006年より毎春、パリにてアンリ・バルダ氏、アンヌ・ケフェレック氏と共にマスタークラスを行って いる。CDは、ソロアルバム「バッハ頌」「細やかな記憶」「HARUHI HATA RECITAL」フォンテックがリリースされている。モスクワにおけるスクリャービン国際ピアノコンクール(モスクワ)、イル・ドゥ・フランス国際ピアノ コンクール(パリ)など国際コンクールの審査にもあたる。 井口秋子氏、安川加寿子氏、横井和子氏に師事。

直井文子
- ピアニスト -

 直井文子 Profile

宇都宮短期大学・副学長 (音楽科学科長・教授)

横山 幸雄
- ピアニスト -

 横山 幸雄  Profile

1990年ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞。文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞。ポーランド政府よりショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で 100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」を授与される。2010年、「ショパン・ピアノ独奏曲 全166曲コンサート」を行い、ギネス世界記録に認定され、翌年「212曲」を演奏して記録を更新した。

2015年、ラヴェル生誕140年を記念し、パリでラヴェルの全ピアノ独奏曲演奏会を開催。2018年にはトランス・シベリア音楽祭ではムストネン指揮ノヴォシビルスク交響楽団との共演、ライプツィヒにてゲヴァントハウス弦楽四重奏団の定期公演、パデレフスキ協会の招きによりポーランド国内でのリサイタル、10月には上海フィル定期公演への登場、2019年3月にはルイージ指揮デンマーク国立交響楽団との共演など海外での活躍も多い。

リリースされた CDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」(全12タイトル/キングレコード)他、アールアンフィニ・レーベルより多数リリースし、レコード芸術誌では連続して特選盤となっている。また、最新CDは「横山幸雄/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/他」(共演:下野竜也指揮/新日本フィル)、「横山幸雄/ドビュッシー:前奏曲第1集・第2集(全24曲)」「パデレフスキ名曲集」など。

2020年ベートーヴェン生誕 250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」の開催や「4大ピアノ協奏曲」の一挙演奏といった意欲的な取り組みは注目を集め、高い評価を確立している。2019年5月3日~5日には東京オペラシティコンサートホールにて、横山幸雄「入魂のショパン10周年」を記念し、ショパンが生涯で作曲した240曲の作品(独奏曲、協奏曲、声楽曲、室内楽曲)をすべて演奏するという前人未踏のプロジェクトを開催。

東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。
エリザベト音楽大学客員教授、名古屋芸術大学特別客員教授、パデレフスキ協会会長。

オクサーナ ステパニュック
- オペラ歌手 -

 Oksana Stepanyuk  Profile

ウクライナ出身。
ウクライナ国立・チャイコフスキー音楽院声楽科、及び器楽科(バンドゥーラ専攻)を首席にて卒業。

1992年「ウクライナのキエフ若い才能」コンクール優勝を皮切りに、
98年ウクライナ民族音楽国際コンクール優勝。
イタリア・世界音楽コンクール優勝、
第6回ブルクハルト国際音楽コンクール最高位ほか、数多くの受賞歴を持つ。

2002年には前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世に招かれ演奏を披露。

11年、芸術分野におけるウクライナ功労賞を授与される。
12年には日本フィルハーモニー交響楽団(小林研一郎指揮)によるベートーヴェン「交響曲第9番〈合唱付き〉」にてソリストとして出演し絶賛を博した。
また、ヴェルディ「椿姫」、ビゼー「カルメン」など数々のオペラに出演。
東京芸術劇場や王子ホールでリサイタルを開催するほか、各地で多くの演奏活動を行っている。

現在、藤原歌劇団正団員。

秋川雅史
- オペラ歌手 -

 

 秋川雅史 Profile

1967年 愛媛県西条市に生まれる。
4歳よりバイオリンとピアノをはじめる。
後に父の指導のもとに声楽へと転向する。国立音楽大学・国立音楽大学院にて中村健氏の指導を受けた後、4年間イタリアのパルマで、デリオ・ポレンギ氏に師事。帰国後、第9のソロや数々のコンサートに出演。

1998年 カンツォーネコンクール第1位、
日本クラッシック音楽コンクール声楽部門最高位をそれぞれ受賞。 2001年 アルバム「パッシオーネ~復活の歌声」で日本コロムビアより日本人テノールとして、最年少CDデビュー。

2004年 テイチクエンタテインメント(タクミノート)へ移籍。
アルバム「ドリーム・オブ・ラブ」を発売。
JOC(日本オリンピック委員会)公式応援ソング「輝け日本」(作詞・作曲:遠藤実)の歌手として任命される。

2006年 「千の風になって」がアルバム「威風堂々」よりシングルカット。
12月31日NHK紅白歌合戦に初出場。

2007年 1月22日付けのオリコンチャートで「千の風になって」が1位を獲得。8月20日付けのランキングでミリオンセールスを記録する。
青山劇場(東京)にてリサイタルを開催。

2009年 オリジナルシングル「ねがい」をリリース。
TBS日曜劇場『本日も晴れ。異常なし~南の島 駐在所物語~』(連続ドラマ)の主題歌に起用される。

2014年 初のベストアルバムを発売。
新国立劇場オペラパレスにて上演された「カルメン」にて、オペラ全幕に初挑戦(ドン・ホセ役)。

2018年 サントリーホールでコンサートを開催。

ティツィアーナ ドゥカーティ
- オペラ歌手 -

 Tiziana Ducati Profile


イタリア・トリノ出身。 トリノ音楽院を経てミラノ・スカラ座研究生として学ぶ。 G.ファーヴァレット、I.A.コッラデッテイG.シミオナートに師事。最年少18歳でアレッサンドリア国際声楽コンクール優勝、その後、パヴァロッティ国際声楽コンクール、ベッリーニ国際声楽コンクール、そして声楽コンクールの世界最難関と言われるヴェルディ国際声楽コンクールで優勝。7つもの国際声楽コンクールで全て優勝という快挙を果たす。イタリアをはじめヨーロッパ各地の歌劇場に数々のオペラに主役で出演し、パヴァロッティ、レオ・ヌッチ、アラーニャらと共演する。彼女の歌の特質は何と言っても比類なき歌唱技術である。天性の声はただ明るく美しいだけでなくその上、暗く音色をたたえており、まさにベルカント唱法の真髄を究めたイタリアでもトップの実力を持つソプラノである。
2013年より日本でのコンサート活動を本格的に開始。2013年には福岡と北九州でのチャリティーコンサート、2014年には東京・紀尾井ホールでのコンサート開催、2015年には国際ソロプチミスト福岡―南のチャリティーコンサート、2016年には東京でのオペラ『椿姫』に「ヴィオレッタ」役で出演、また2016年、2017年と東京・紀尾井ホールでのコンサートなどコンスタントに活動を続けている。その他、日韓合作映画『ザ・テノールー真実の物語』(2014年公開)では名メゾ・ソプラノ歌手・フィオレンツァ・コッソット役で出演し劇中劇ではメゾ・ソプラノの歌唱をも披露し、類いまれなる実力を披露。現在、東京を拠点に、プライベートレッスン、マスタークラスでの個人指導、ならびに平成音楽大学客員教授として、後進の指導にあたっている。


宮本益光
- オペラ歌手 -

 宮本益光 Profile

愛媛県八幡浜市出身。

東京藝術大学博士課程修了。学術(音楽)博士。

奏楽堂日本歌曲コンクール奨励賞受賞。第69回日本音楽コンクール入選。国際モーツァルトコンクール派遣者選考会にて優秀賞受賞。2005年「テレビ愛媛賞25」、2009年「よんでん芸術文化奨励賞」を受賞。

オペラ歌手として「欲望という名の電車」(日本初演)スタンリー役の好演で一躍脚光を浴び、その後もびわ湖ホール「ラ・ボエーム」、神奈川県民ホール「魔笛」、二期会「ドン・ジョヴァンニ」「金閣寺」、新国立劇場「鹿鳴館」、日生劇場「メデア」など、第一線で主演を重ねる。

CD「おやすみ」「あしたのうた 加藤昌則歌曲集」「碧のイタリア歌曲」「うたうたう 信長貴富歌曲集」「私の歌」「“白鳥の歌”四題」などを発表している。

MOZART SINGERS JAPAN を主宰し、これまでに「コジ・ファン・トゥッテ」「ドン・ジョヴァンニ」などのCDを発表。併せて多くのコンサートに出演。

著書に「樹形図」「職業 宮本益光」、作詞作品に「あしたのうた」「歌いたがりの歌の歌」「花流し」(ともに加藤昌則作曲)、「うたうたう」「にじのソネット」「いのちの寓話」「林檎歌伝-5つの花言葉-」(信長貴富作曲)などがある。

合唱指導も数多く、アンサンブル・ソネット愛媛シンフォニーヒルズ少年少女合唱団洋光台男声合唱団、カマラード横浜の音楽監督、初音の杜ジュニアコーラスの指導者、八幡浜児童合唱団の特別講師をつとめる。

桐朋学園大学准教授、聖徳大学客員准教授、東京藝術大学講師。

2018年「やわたはま応援隊」に任命される。

樋口達也
- オペラ歌手 -

 樋口達哉 Profile

福島県出身。武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了後イタリア・ミラノに留学。

リクルート・スカラシップ獲得。E.カルーソー国際声楽コンクール最高位等、受賞歴多数。

  '98年、ハンガリー国立歌劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォ役でヨーロッパデビューを果たし、'99年にはミラノ・スカラ座に出演。その後、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、モンテカルロフィルハーモニー交響楽団、キューバ国立交響楽団、オマーン王立管弦楽団等と共演。その他、ボルドー歌劇場(フランス)、パリ・マドレーヌ寺院、テル・アヴィブ(イスラエル)でもコンサートに出演するなど各地で出演を重ねる。2010年には、ミラノ・ドゥオーモ、サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)において『レクイエム』(三枝成彰)公演で大成功をおさめる。

 国内においても、新国立劇場、二期会を中心に活躍の場を広げる。新国立劇場では、『トスカ』『蝶々夫人』『ファルスタッフ』『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』『フィデリオ』『ラ・ボエーム』『ナブッコ』等で大役を演じ好評を博す。二期会では、新聞紙上でも絶賛された『ダフネ』のデビュー以来、『仮面舞踏会』『エフゲニー・オネーギン』(コンヴィチュニー演出)『椿姫』(宮本亜門演出)『蝶々夫人』『ファウストの郷罰』(プラッソン指揮)『こうもり』『ホフマン物語』(プラッソン指揮)と立て続けに主演し、いずれも高い評価を得る。日本オペラの分野でも『夕鶴』『黒船』『修禅寺物語』(坂田藤十郎演出)『忠臣蔵・外伝』等で抜群の存在感を示す。

 近年の舞台では、『トゥーランドット』(カラフ)、新国立劇場『ナブッコ』(イズマエーレ)、二期会『ホフマン物語』(ホフマン)、同『蝶々夫人』に出演し好評を博した。

コンサートにおいてもベートーヴェン『第九』のソリストはもとより、NHK・FMリサイタル、オペラ界のスターが一同に集まる『NHKニューイヤー・オペラコンサート』等で活躍。2014年7月には、イタリアとサン・マリーノにてジョイント・リサイタルを開催。

 イタリアの太陽を想わせる輝きのある声と華を持つ日本を代表するテノールとして多くのファンを魅了している。男声ユニット【ザ・ジェイド】としても活躍。

 二期会会員。

 武蔵野音楽大学、東京藝術大学講師。

 2018年4月より出身地である福島県二本松市の観光大使に就任。

樋 口 達 哉 テノール

Tatsuya HIGUCHI, Tenore

于善敏
- 指揮者 -

 Shan-Min Yu  Profile

テンプル大学、ボイヤー カレッジ オブ ミュージック アンド ダンス (PA) | 合唱指揮の音楽のマスター(MM)
国立台北芸術大学、演劇芸術学科 | 演劇演技の美術のマスター(MFA)
国立台北芸術大学映画製作科 | 映画製作の芸術のマスターの候補者
専門分野 | 合唱指揮、ボーカルパフォーマンス、ミュージカルシアター演出、演劇、映画製作

 
テンプル大学、ボイヤー カレッジ オブ ミュージック アンド ダンス (PA) | 合唱指揮の音楽のマスター(MM)
国立台北芸術大学、演劇芸術学科 | 演劇演技の美術のマスター(MFA)
国立台北芸術大学映画製作科 | 映画製作の芸術のマスターの候補者
専門分野 | 合唱指揮、ボーカルパフォーマンス、ミュージカルシアター演出、演劇、映画製作


 

川井郁子
- ヴァイオリニスト・作曲家-

© Shintaro Shiratori, Sony Music Labels,Inc

 川井郁子 Profile

香川県出身。東京芸術大学卒業。同大学院修了。現在大阪芸術大学教授。

国内外の主要オーケストラをはじめ、世界的コンダクター チョン・ミョンフンや世界的テノール歌手ホセ・カレーラスなどと共演。さらにジャンルを超えてジプシー・キングス等のポップス系アーティスト、バレエ・ダンサーのファルフ・ルジマトフ、熊川哲也、フィギュアスケートの荒川静香らとも共演している。

作曲家としてもジャンルを超えた音楽作りに才能を発揮。TVやCM等、映像音楽の作曲も手がける。フィギュアスケート世界選手権でアメリカのミシェル・クワン選手が「レッド・ヴァイオリン」を使用して優勝、羽生結弦選手や国内外の選手にも楽曲が数多く使用されている。

舞台においても独自の表現世界を持ち、2016年より音楽と台詞で演じる舞台をスタート。

舞台芸術と一体化した演奏パフォーマンスを確立し、これまでに「源氏物語」や三島由紀夫原作「純白の夜」、「桜」(細川ガラシャ)など、新しい音楽舞台を作り出している。

オリジナルアルバム「レッド・ヴァイオリン」「オーロラ」「LUNA」等は、クラシック界で異例の発売記録を更新。

2008年にはニューヨークのカーネギーホール公演で、アメリカデビューを果たした。2010年には映画「トロッコ」で初の映画音楽を担当し、翌年の大阪アジアン映画祭で音楽賞を受賞。また、ファルフ・ルジマトフ氏との舞台「COLD SLEEP」は東映より初の音楽舞台映画として映画化された。同年イスタンブールにてピアニスト、ファジル・サイとのリサイタル、そして、神戸とロンドン・ロイヤル・アルバートホールにてホセ・カレーラスと共演。

2012年、映画「北のカナリアたち」の音楽を担当し、第36回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を受賞。フェルメール・リ・クリエイト展のテーマ曲も手がけた。

2015年はパリ・オペラ座にて単独公演、2019年3月、ワシントンD.C.で行われた全米さくら祭りに出演、『川井郁子コンサート〜The Tale of Genji』を上演し好評を博すなど、国内外問わず精力的に活動している。

2020年1月にDVD「LUNA」を発売。5月にアルバムデビュー20周年を迎える。社会的活動として「川井郁子 Mother Hand 基金」を設立。

全日本社寺観光連盟親善大使を務める。

使用楽器:ストラディヴァリウス(1715年製作、大阪芸術大学所蔵)

清水髙師
- ヴァイオリニスト -

 清水髙師  Profile

6歳より徳永茂に師事、その後恩師の助言により鷲見三郎に学ぶ。10歳でNHK毎日学生コンクール優勝、N響と共演。17歳で日本音楽コンクールに優勝。
 翌年アメリカに留学、ヤッシャ・ハイフェッツに師事。ハイフェッツの助言でミシェル・オークレルに師事しフランス奏法を学ぶ。同時にオークレールの紹介でイフラ・ニーマンに室内楽を10年間学び、恩師よりユーディ・メニューイン、ナターン・ミルシュタインを紹介され師事する。数々の国際コンクールに優勝又は上位入賞を果たす。フランスで開かれた世界の国際コンクール優勝者を集めたコンクールにおいて最優秀グランプリを受賞。又、ユーディ・メニューイン指揮ロイヤル・フィルでデビュー。 イギリスを中心に年間30以上のオーケストラと共演、又ヨーロッパを中心にコンサートツアーを行なう。
 1990年帰国、現在東京芸術大学、東邦音楽大学にて後進の指導を行う。
 今年はオーストリア、ドイツ、イタリア、ウクライナ、ブルガリア、ルーマニア、メキシコ、モルドヴァ、韓国で協奏曲、リサイタル、室内楽等に出演。
 これまでにマルタ・アルゲリッチ、ユーディ・メニューイン、イヴリ・ギトリス、ユーリバシュメット、マリオ・ブルネロ、ブルーノ・カニーノ、ミーシャ・マイスキー等と共演。
現在、東邦音楽大学特任教授。

伊藤亮太郎
- ヴァイオリニスト -

© NHK Symphony Orchestra, Tokyo.

 伊藤亮太郎 Profile

桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了。
第58回日本音楽コンクール第一位。併せて鷲見賞、レウカディア賞受賞。その後第1回フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・コンクール第一位。
1995年ロンドンに留学。
1997年ストリングクァルテットARCOを結成。
2005年より札幌交響楽団コンサートマスター。
2015年NHK交響楽団コンサートマスターに就任。
ソリストとしてはNHK交響楽団、札幌交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団と共演。
これまでにヴァイオリンを故江藤俊哉、堀正文、澤和樹、ベラ・カトーナ、ジョルジュ・パウクの各氏に、室内楽を東京クヮルテット、山崎伸子、原田幸一郎、高関健の各氏に師事。
また桐朋学園大学、昭和音楽大学にて後進の指導にあたる。

© NHK Symphony Orchestra, Tokyo.

 

杉木峯夫
- トランペット奏者-

 杉木峯夫 Profile

1945年富山市生まれ。
東京藝術大学音楽学部器楽科でトランペットを中山富士雄に学び、卒業後の1970年仏政府給費生としてバリ国立高等音楽院に入学。モーリス・アンドレのクラスに入り、72年一等賞を得て卒業。リヨン国立管弦楽団を経て75年札幌交響楽団に入団。

札幌ブラス・アンサンブルとしても活動の傍ら、北海道教育大学札幌分校非常勤講師を務め、86年東京藝術大学音楽学部助教授となり、2002年教授、09年から同大演奏藝術センター長を兼任。2012年3月に退任し、4月1日より名誉教授。

学生時代から在京オーケストラと共演し、フランスではベルナール・トマ室内管弦楽団、バリ・コンセール・コロンヌ管弦楽団などで演奏。「モーリス・アンドレと弟子達」によるレコーディング(エラート)にも参加した。
東京藝大着任後も、水戸室内管弦楽団、サイトウーキネン・オーケストラ、紀尾井シンフォニエッタ東京などで演奏する一方、国内はもとよりパリや北京でもリサイタルを行う。
モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクールなどのコンクールの審査員を務める。
1987年「とやま賞」受賞。モーリス・アンドレが仏楽器メーカーと開発したピッコロ・トランペットを日本で初めて導入した。

現在、東京藝術大学名誉教授、平成音楽大学客員教授、紀尾井シンフォニエッタ東京アドバイザー、PMF評議員、日本ソルフェージュ研究協議会理事、日本トランペット協会理事長、札幌トランペット協会名誉顧問、くらしき作陽大学非常勤講師、コンセルヴァトワール尚美ディプロマ非常勤講師、オホーツク紋別セミナーディレクター講師、東京藝術大学芸術する脳を考える会代表など。

馬込 勇
- ファゴット奏者 -

 馬込 勇 Profile

国立音楽大学付属高等学校にてファゴットを三田平八郎氏、近藤寿行氏に師事。
卒業後、渡欧。日本人初のウィーン・フィル奨学生としてカール・エールベルガー氏に師事。

ウイーン国立音楽演劇芸術大学音楽学部管弦打学科を首席卒業(音楽学士)。ムジーク・フェラインザール定期演奏会にてソリスト・デビューし、ウィーン交響楽団他30を超える著名オーケストラとファゴット協奏曲を共演する。22歳でリンツ州立ブルックナー管弦楽団首席奏者に就任し、18年間努める。

1978年ウィーン・ヴァナス音楽コンクール第1位入賞。第36回ヴィオッティ国際音楽コンクール特別賞。1981年オーストリア政府文化大臣奨励賞。1990年ウィーン・モーツァルト協会賞のほか、1997年オーストリアより功労勲章・銀を受章。1999年、池辺晋一郎、外山雄三、西村 朗、吉松 隆の委嘱・作品による楽壇生活20周年「馬込勇・ファゴット4大協奏曲の夕べ」を東京交響楽団と開催。帰国。

2001年より宮崎県川南町モーツァルト祭音楽監督を務めている。

現在、平成音楽大学 学長付/教授。

三界秀実
- クラリネット奏者 -

 三界秀実Profile

10才の頃よりクラリネットを始め、小島皓二、のちに故大橋幸夫の各氏に師事する。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、1989年同大学卒業。安宅賞を受ける。卒業後、読売新人演奏会、及びクラリネット新人演奏会に出演。その後、東京藝術大学大学院では、デトモルト音楽大学のヨースト・ミヒャエルス教授の約1ヵ月に及ぶ集中講議をきっかけとして、Max REGERのクラリネット作品についての研究を行なう。学内においてクラリネットを村井祐児、鈴木良昭の各氏に、室内楽を山本正治、海鋒正毅の各氏にそれぞれ師事する。

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1991年同大学院修了と同時に新日本フィルハーモニー交響楽団に入団する。ソリストとしての同交響楽団との共演は数回に及ぶ。夏のアフィニス音楽祭には3回参加し、ラリー・コムス(シカゴ交響楽団)、ヴォルフガング・マイヤー(カールスルーエ音楽大学)を始めとする数々のプレーヤーの薫陶を受け、共演する。2003年より東京都交響楽団首席奏者。2006年には同交響楽団とバセットクラリネットによるモーツァルトの協奏曲を共演する。2020年より東京藝術大学准教授、及び桐朋学園大学非常勤講師を兼任。
オイロスアンサンブル(木管合奏)に於いて3枚、ザ・クラリネットアンサンブルに於いて5枚のCDに参加している他、JYACMS(ゲスト出演)、木曽福島音楽祭、アール・レスピラン、東京クライス・アンサンブルなどにおいて室内楽での活動も活発に行なう。2002年より宮崎国際音楽祭に、2006年より霧島国際音楽祭に参加。また日本音楽コンクールを始めとする数々のクラリネット部門のコンクール審査員も勤める。
2013年にはCD『スパーン・ポイント』を、2019年には『アーベントリート』をリリースし、共にレコード藝術誌において特選盤に選ばれる等、好評を博す。

伊藤康英
- 作曲家 -

 伊藤康英  Profile

作曲家。交響詩《ぐるりよざ》は、吹奏楽の世界的レパートリーとして知られ、これまでに100作以上の吹奏楽作品を発表。オペラ《ミスター・シンデレラ》は、2001年の初演以来たびたび再演を重ね、「オペラというジャンルを知悉した」と評された。声楽作品も数多く、《あんこまパン》は多くの声楽家に愛唱されている。また東日本大震災後に和合亮一氏の詩に付曲した《貝殻のうた》は広く歌われ、加藤登紀子もリリースしている。さらに、ピアノ連弾曲集《ぐるぐるピアノ》シリーズは、「ピアノの新しい楽しさを伝える楽譜」として話題を呼ぶ。その他《オーボエ・ソナタ》をはじめとする管楽器作品、《バリ島からの幻想曲’84》などの打楽器作品、《津軽三味線協奏曲》などジャンルを超えて多くの作品を発表し続けている。

一方、東京佼成ウインドオーケストラなど多くの吹奏楽団を指揮、これまでにアメリカ、台湾、香港、タイ、韓国、ドイツ、イタリアにて指揮活動を繰り広げる。ピアニストとしても、特に声楽の伴奏者として多くの歌い手をサポートする。教育の分野でも高校の音楽教科書の執筆を行うなど、幅広い活動を繰り広げる。

東京藝術大学作曲科、同大学院修了ののち、同大学非常勤講師を長らく務め、現在、洗足学園音楽大学教授、尚美ディプロマコース、桐朋学園大学各非常勤講師。くらしき作陽大学非常勤講師としてオペラのコレペティを務めたこともある。

日本音楽コンクール作曲部門入賞、静岡県音楽コンクール・ピアノ部門優勝、日本管打・吹奏楽学会アカデミー賞を二度受賞。奏楽堂日本歌曲コンクール優秀共演者賞。

静岡県浜松市出身。浜松ゆかりの芸術家顕彰、浜松市やらまいか大使。

浜松市歌》《伊達市歌》作曲者。

イトーミュージックや音楽之友社はじめ国内外の出版社で作品が出版されている。

岡 宏
- 指揮者 -

 岡 宏  Profile

岡 宏は、日本大学芸術学部在学中、日本大学ソサエティ楽団にアルトサックスプレイヤーとして入団。文化放送大学対抗バンド合戦において「マ・カレナ」のソロにより優勝。在学中ビクターオーケストラの専属となり本格的にプロの道に入る。その後テナーサックスのソロプレィヤーとなり、 数々のレコーディングに活躍した。クリアトーンズ・オーケストラ結成後は、その才能をフルに生かし名指揮者ぶりを発揮している。

NHK教育テレビの韓国語講座の音楽を監修・担当。多年に渡る日韓の文化交流に対し、韓国政府より文化功労賞を授与される。 又、ニ十数年に亘る刑務所慰問活動を通して矯正教育への多大な理解と貢献に対し日本国政府より法務大臣表彰を受ける。

岡 宏が主宰するクリアトーンズ・オーケストラは、日本国内は勿論、韓国・中国・旧ソビエト・アメリカ・フランス・北朝鮮等の海外にその演奏の場を広げ高い評価を得ている。又、岡 宏本人の海外演奏活動を通じて、ブラジルサンパウロ州議会より「アンシェッタ賞」 メキシコ日本人会より「友好賞」をそれぞれ受賞している。

芸能生活60年間、その活動の豊富で貴重なキャリアを基に、エッセイ等を音楽誌・専門誌に寄稿。さらに各種イベント・歌手等をプロデュース。 21世紀のマルチバンドマスターであり、その活動は注目される。

 

渡辺俊幸
- 作曲家 -

 渡辺俊幸 Profile

愛知県名古屋市出身。青山学院大学入学と同時にフォークグループ「赤い鳥」のドラマーとしてプロ活動に入る。「グレープ」のサポートミュージシャンを経て、さだまさし氏のミュージカルプロデューサー及びアレンジャーとして活躍。79年渡米後、バークリー音楽院にてクラシック及びジャズのコンテンポラリーな作編曲技法を、ボストンコンサーバトリーにて指揮法を学ぶ。又、LAにてアルバート・ハリス氏に師事し、ハリウッドスタイルのオーケストレーションと映画の為の作曲技法を学ぶ。 帰国後、作曲家として数々の映画、テレビドラマ、アニメーション等の音楽を担当。また、2003年8月よりオーケストラ・アンサンブル金沢のポップスディレクターに就任し、指揮者としての活動も始める。最近の代表作として、東宝映画「モスラ」シリーズ、「サトラレ」、「解夏」、NHK大河ドラマ「毛利元就」、「利家とまつ」、NHKドラマ「大地の子」、「ハルとナツ」、フジテレビ「優しい時間」、純音楽的作品「交響的幻想曲 能登」、「ファンファレ・フォー・ザ・セレブレーション」、祝典序曲「輝ける勇者たち」(防衛庁・自衛隊50周年記念曲)がある。「リング~最終章~」が第20回ザ・テレビジョン ドラマアカデミー賞、劇中音楽賞受賞。2005年愛知万博の開会式の音楽監督を担当。

洗足学園音楽大学 音楽・音響デザイン学科 客員教授。

アントニオ古賀
- ギタリスト -

 アントニオ古賀 Profile

1941年2月26日東京都出身。本名は伊東 貞行(いとう さだゆき)。

1949年より日本でセゴビア奏法をマスターした唯一のギタリストといわれる[要出典]阿部保夫に弟子入りし、クラシックギターを学ぶ。

1956年、作曲家の古賀政男に弟子入りし、歌唱法を学ぶ。芸名は古賀政男が名付けたものである。古賀政男がアルゼンチンを訪問した際にギターの弾き方を直接指導してくれたギタリストのアントニオ・シノポリの「アントニオ」と、古賀政男自らの「古賀」を足して、「アントニオ古賀」とした(デビュー当時のレコード上では、全てカタカナで「アントニオ・コガ」と表記されていた)。幅広いジャンルの歌・ギターをこなしたその才能を古賀政男に認められて、1959年日本コロムビアと専属契約を結び、同年6月に日本相互ホールにてデビューリサイタル(関係者のみの非公式開催)を開いた。同年10月にLPアルバム『フラメンコ・スタイル 古賀メロディ』で歌手デビューした。

1960年、当時の歌手の憧れのステージの一つでもあった日本劇場(通称日劇)で行われた「ラテン・フェティバル」(2月)に出演したり、当時日本でも人気の高かったラテンコーラスグループのトリオ・ロス・パンチョスの日本公演にゲスト出演したり、同じ古賀政男門下生であるレキント・ギター英語版)の名手、鶴岡雅義とコンビを組んで活動し、ラテンのホープとしてラテン音楽や軽音楽のファンにはその名を知られていた[要出典]。1961年、サンケイホールで行われた「さよならトリオ・ロス・パンチョス」公演(1月)に特別出演。翌2月に再び日劇で第2回の「ラテン・フェスティバル」に出演した際に、ゲスト出演したトリオ・ロス・パンチョスのメンバーから贈られた「その名はフジヤマ」がヒットした。同年に発売したアルバム『ラテン・ギター・ムード』は、同年のコロムビアLPヒット賞を受賞、このアルバムをきっかけにギタリストとしても高評価を得た[要出典]。また、同年の春公開の新東宝映画『東京湾の突風野郎』に出演し、主題歌挿入歌も担当した。

1963年11月、日比谷公会堂で行われた初のリサイタルでは、この会場では異例の長蛇の列となり、話題となった[要出典]1964年、NHK『歌のグランド・ショー』の司会を務め、茶の間の人気者となる[要出典]

1965年高橋英樹主演の日活映画『拳銃野郎』に出演し、主題歌「キラー・ジョー」を唄う。ギターソロアルバム『荒城の月』がコロムビアゴールデンディスク賞を受賞し、翌1966年、ギター演奏のアルバムがコロムビアLPヒット賞を受賞。第17回NHK紅白歌合戦に歌手として初出場を果たし、『その名はフジヤマ』を歌った。

1968年、音楽の勉強のため世界を旅行して廻った。同年12月1日に日比谷公会堂でその成果を2回目のリサイタルで発表し、その精彩溢れるステージは激賞された[要出典]

1971年、「コーヒールンバ」に医薬品の商品名を羅列した歌詞を乗せた(替え歌コミックソング「クスリ・ルンバ」(シングル)がヒットし、「その名はフジヤマ」と並んで歌手としての代表作となっている。1982年にその続編として「クスリ・ルンバ PartII」を発売。こちらは前編とは登場する医薬品名が若干異なるほか、2番以後は日本酒銘柄麻雀用語の羅列となっている。

1976年、アントニオ古賀ギター歌謡学院開校[1]。また、同年2月2日放送の「徹子の部屋」第1回放送にて、ゲストの森繁久彌の歌う知床旅情のバック演奏を担当した。当時34歳。

1978年NHK教育テレビギターをひこう』の講師を務めた(番組は視聴者に好評で[要出典]、79年と83年にも再度講師を担当している)。

1979年、東京・厚生年金ホールにて芸能生活20周年記念リサイタル「オーレ! アントニオ!!」を開催した。5年後の1984年11月、NHKホールにて芸能生活25周年記念リサイタルを開き、1989年には新高輪プリンスホテル「飛天の間」にて芸能生活30周年記念パーティー開催。

1994年、芸能生活35周年コンサート「アントニオ・古賀35th ~古賀政男生誕90年によせて~」をNHKホールにて開催。

長年に亘るラテン音楽を基にしての活躍ぶりや、キューバとの国際交流における多大な貢献により、キューバ政府から文化功労賞を受け[2]2000年にはカストロ議長と会談もしている[3]

2008年4月からラジオ関西『〜アントニオ・古賀の元気配達便〜縁歌の王道』のレギュラーを持つ。同年12月1日、東京・港区東麻布キューバ大使館で、キューバとの友好親善に貢献した者に対する最高の勲章「連帯大勲章」を日本の民間人として初めて授与された[4]

2009年には芸能生活50周年を迎え、5月21日にキューバ大使館でライヴを行った。6月にデビュー50周年記念本『音霊(おとだま) —古賀メロディとともに』が出版された。また、同じ6月から、全国100ヵ所のコンサートツアーを行った。

2010年より東京国際大学人間社会学部客員教授に就任。

2017年にプロテスタント信徒となっており、キリスト教系団体が主催する音楽イベントへの出演も見られる[5]

出田敬三
- 作曲家・指揮者 -

 出田敬三  Profile

平成音楽大学学長・教授 

 作曲家。指揮者。ウィーン国立音楽大学作曲科卒業。ウィーン市立音楽院指揮科修了。作曲を高田三郎、E. ウルバンナー、指揮をG. ロジェストヴェンスキー、P. シュヴァルツ、合唱指揮をG.トイリング、トランペットを北村源三の各氏に師事。ニューヨーク・カーネギーホール、ヨーロッパ、アジア等、国内外で活躍。作品はオペラ「細川ガラシア」「おてものバッテン嫁入り」「南風(はえ)吹けば楠若葉(くすわかば)」をはじめ、現代音楽、ピアノ協奏曲、式典音楽(国体・全国高校総体等)、放送音楽、ポップス、童謡、NHK「みんなのうた」、「おもいで宝箱」(島津亜矢・テイチク)まで作品は幅広い。合唱曲集「コーラス ラララ」(カワイ出版)や小学校教科書「どんなゆめ」(教育出版)等、多数出版。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団や九州交響楽団等を指揮。米国・モンタナ州ボーズマン市「名誉市民章」、「くまもと県民文化賞・特別賞」「熊本県文化懇話会賞」等受賞。2013 年3 月、ウィーン楽友協会大ホールで「ファゴット協奏曲」(独奏・馬込勇)が演奏。『交響詩曲「伊東マンショ~時を超える祈り~」』が2017 年3 月、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ教会(イタリア・ローマ)にて世界初演。9月にはカワイ出版より混声合唱版の楽譜が出版され、12月に熊本と長崎で日本初演された。2017年8月、ブロックフルートとファゴットのための「日本・熊本民謡による幻想曲」がオーストリア・リンツで、第59回熊本県芸術文化祭オープニングステージ委嘱作品マリンバとオーケストラのための協奏曲「祈り」(マリンバ独奏・出田りあ、管弦楽・横浜シンフォニエッタ、指揮・山田和樹)が世界初演された。
現在、平成音楽大学学長・教授。日本作曲家協議会・日本現代音楽協会・日本童謡協会、各会員。日本音楽著作権協会正会員。全国音楽療法士養成協議会会長。九州音楽コンクール実行委員長。熊本県私立大学協会会長。熊本オペラ芸術協会会長・芸術監督。女声合唱団「平成カンマーコール」常任指揮者。NHK全国学校音楽コンクール・全国邦楽コンクール等の審査員を務める。 

中島晴美
- ギタリスト -

 中島晴美 Profile

ギタリスト、日本・スペインギター協会会長。

ギタ-を月村嘉孝、中川信隆、江間常夫、各氏に、和声学を中村洋子氏に師事。
日本女子大学卒。

81年より4年間、ウエストチェスタ-音楽院(ニューヨーク)で学び、ミュージシャンギルドオーディション合格。
2000年、2016年ソロリサイタル、98,03年カルテットリサイタル。日本ギタ-重奏コンク-ル、セゴビアギターコンクール(スペイン)大阪府知事賞など受賞多数。ヨ-ク「HARUMI」、ウルクズノフ「3つの東方の物語」など委嘱献呈曲多数。2013年ディアンスより「Chant song a harumi 」を贈呈される。

アメリカ、スペイン、トルコ、イタリア、ドイツ、中国、台湾などでコンサートを行う。日本ギターコンクール、スペインギター音楽コンクール、日本重奏ギターコンクール等、審査員を歴任。「やさしいギターアンサンブル曲集」第1〜第8集(共著)ユニバーサルミュージックよりCD「Chacone to Chan_t song」レコ芸準特選。

日本女子大学ゲスト講師。東京ギターアンサンブル音楽監督。日本ギタ-合奏連盟常任理事。(社)日本ギタ-連盟正会員。公式HP 
http://www.asa-inter.com/

桑山哲也
- アコーディオン奏者 -

 桑山哲也  Profile

1972年4月13日、北海道、札幌市生まれ。

 父、桑山真弓(作曲家、アコーディオニスト)より6歳からアコーディオン(ピアノ鍵盤式)を学ぶ。

12歳で第4回全日本アコーディオンコンテストジュニア第一位。14歳の時、イヴ・モンタン等の伴奏にも携わっていたフランス屈指のアコーディオン奏者で当時千葉に住んでいた故デデ・モンマルトル(アドレアン・レジャン)氏に師事。

同時にボタン・アコーディオンに転向し、約2年間にわたりフランス音楽のエッセンスを徹底的に教え込まれる。

15歳で第5回全日本アコーディオンコンテストジュニア2部で1位、総合でも準優勝。

10代から札幌でプロ活動をはじめ、1992年20歳で上京、フランスで開催されたシャルトル・アコーディオン・フェスティバルへ日本人として最年少で出演。

1994年、菅原洋一のツアー・バンドのメンバーとなり、1998年からは、毎年NHKホールで開催される、日本で最も大きなシャンソンの祭典『パリ祭』のレギュラーサポートメンバーとなる。

また、本格派フランス・ミュゼット(アコーディオンを中心としたフランス大衆音楽)のバンド「ビストロ・テンポ」に参加し、「恋人たちのミュゼット」など5枚のアルバムをリリースし、ボタン式アコーディオンを操る最年少アコーディオン奏者として注目される。

1998年7月オーチャードホール、スーパーアコーディオン・コンサートにゲスト出演し、アコーディオンの神様マルセル・アゾーラより絶賛される。

シャンソンやタンゴの伴奏で大忙しの日々を送る一方で、1999年にミュゼットやタンゴをカヴァーしたファースト・アルバム『ぼくのミュゼット』を発表。

2000年から本格的なソロ活動をはじめ、情感あふれる表現力と抜きん出たテクニックで多くのファンを獲得。様々なジャンルのアーティストとの共演、客演、TV、CM、映画等映像作品への参加も数多く、その才能は幅広いジャンルのアーティストから高く評価されている。